「建設知識・土木編」を新規開設しました。建築学生もぜひご覧ください!

日頃より「総合資格navi」をご高覧いただきありがとうございます。

当コラムでは「建築学生就活情報」と題して業界知識や就活支援情報をお届けしてまいりました。

ところが学部再編などにより、建築・土木の垣根がない総合建設教育を進める学校が多くなり、また弊社が開催する「建設業界セミナー」参加を通じて土木系学科の学生登録が増えてまいりました。多くの皆様にご愛顧いただき嬉しく思っております。

また、採用担当者様からは「土木も積極採用しているので、もっと土木情報を取り上げて欲しい」とご要望をいただくようになりました。

そこで総合資格naviでは、建築・土木双方に喜んでいただける情報提供として「建設知識・土木編」を開設する運びとなりました。当面、定期掲載を目指していきますので、乞うご期待ください!

土木編・特集【1】 建築と土木の違いは?

建設という用語がありますが、「建設=土木+建築」となっています。

下図は全てを網羅しているわけではありませんが、代表的な土木構造物と建築物を示したものになります。

建築基準法によると、建築とは「建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転すること」となります。 では建築物とは何でしょうか?こちらも建築基準法に規定されています。

つまり建築物とは、屋根と柱または壁があり人が安全に利用できる場所・空間のことです。 建築の仕事は、土木が構築した人工の環境に人々が安全で快適に利用出来る空間を作ることです。

上の図でいうと、駅舎は建築ですが、敷設する線路は土木。飛行場は土木ですが、空港ビルや管制塔などの施設は建築です。

土木とは、道路や橋、歩道橋、ダムなど、人が生活するのに必要または生活を便利にするための物をつくることをいいます。 土木工事とは建築物以外の工作物、構造物の工事を差し、下記の通り非常に種類が多く、領域は幅広くなっています。

杭基礎をはじめとする基礎工事は地盤面を切削するなど、一見、土木工事のようですが、杭の目的によって土木工事か建築工事かが決まります。橋脚の杭基礎は土木工事で、マンションなど建物の杭基礎は建築工事です。

 

特集【1】では、知識の初歩として土木と建築の違いをまとめましたが、次回から土木業界の具体的な仕事や企業について解説を進めていきたいと思います。

『特集【2】土木の専門領域と進路にはどのようなものがあるか? 』を読む

(本記事は総合資格naviライターkouju64が構成しました)