建築学生の日常               ~東京造形大学4年~

東京造形大学/造形学部4年


Q1)建築を志したきっかけと現在の大学に進もうと思ったきっかけ

好きが転じた

幼少期から家具や、インテリア、建築が好きで、進路に迷った際にそれを思い出したことがきっかけ。衣・食・住の住という、暮らしていくなかで大事な要素を持つ建築の仕事に就きたいと考えました。

現在の大学では、「建築」、「空間」、「家具」と様々な分野を横断的に学習できることが強みに思い進学しようと考えました。

 

Q2)好きな授業とその理由

建築生産

大学の敷地内に2畳程度の茶室を1/1スケールで制作する授業です。普段の授業とは異なり、PC作業や製図をするのではなく、実践的な木造の施工や構造の知識を、手を動かしながら体感することができ、そのプロセスや技術を学べたことがとても良い経験になりました。

 

Q31週間の大まかなスケジュール

月曜日 8時起床 授業なし、課題のまとめ 0就寝

火曜日 8時起床 1、2、3、4限授業、夜10時までバイト 1時就寝

水曜日 9時起床 授業なし、課題のまとめ 0時就寝

木曜日 6時半起床 1、2、3、4限授業 0時就寝

金曜日 6時半起床 2限授業、夜10時までバイト 1時就寝

土曜日 7時半起床 9時から13時までバイト、課題 0時就寝

日曜日 8時起床 フリー、課題 0時就寝

 

Q4)設計課題等で作成したもの

小美術館

公共施設の設計を行い、繁華街の中にカフェや、公園、美術館を一体にさせたような施設を計画しました。計画した建築物の形状を円形としたので模型製作に苦戦したのを覚えています。

 

Q5)大学に入って大変だったこと

模型製作

家具や、インテリア、建築を見ることは好きでしたが、作ることはあまり得意ではなかったので苦労しました。学年が進むにつれ、数をこなし、慣れてくるようになり、徐々に模型で自分のアイデアや考えを表現できるようになりました。

 

Q6)これから建築を志す後輩へのメッセージ

疑問を持つ、視野を広げる

周りの建物や、空間、家具、デザインはなぜこの形になっているのだろう、ここから見える景色は、どうやってつくられていったのだろうなどと建築や建築以外のことにも視野を広げ、様々な疑問を持つことが重要です。また、その疑問を人に聞いたり、調べてみたり、考察することで色々な視点を増やすことが大事だと思います。また、失敗を恐れずチャレンジすることも大事だと考えます。

 

Q7)将来の夢

住宅の設計職

私は住宅設計の職に就き、あなたに依頼してよかった、あなたが携わってくれたおかげで幸せな思いで日々暮らせている、と言われるような設計をすることが目標です。業務内容や、建築士試験の対策など覚えること、やらなければならないことが多く大変ですが、芯を持って頑張りたいと思います。

 

Q8)今考えている事や伝えたい事

自分なりに全力でやってみてください。授業、課題、サークル、バイトなど忙しさは人それぞれだとは思いますが、全力で物事に向き合うことで見えてくるものがあると感じます。しかし、ずっと息が詰まりっぱなしだと疲れてしまうので、ほどよくリフレッシュし、心と体を健康にすることが大事だと思います。