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特集【11】プライム ライフ テクノロジーズ社が提供する、配筋検査用AIカメラ『CONSAIT Eye(コンサイト アイ)』に、新機能「ARスケール」を追加(12月20日より標準搭載)【建設DX】
CONSAIT(コンサイト)とは?
CONSAIT(コンサイト)は、プライム ライフ テクノロジーズ株式会社が提供を行う、AI活用アプリによるサービスの商標です。
プライム ライフ テクノロジーズによると、「Construction(建設)×AI(人工知能)×IT(情報技術)の融合をめざして生まれたCONSAITがかなえるのは、建設現場へ、ひとに寄り添うイノベーションをもたらすこと。建設現場で働くすべてのひと(クリエイター)が、煩雑な作業や距離的・技術的な制約から解放され、快適な環境で創造に集中できる…そんな“想像を超える”世界を実現します。」としています。
※「」内、プライム ライフ テクノロジー株式会社「CONSAIT」ホームページより引用
基盤となる記録業務シンプル化アプリ「CONSAIT Basic」
「CONSAIT Basic」は、サービスの基盤となる「建設現場の“記録業務”一元管理」アプリです。開発はパナソニックコネクト株式会社が行い、このアプリをスマートホン、PCと連携させることで、日々、使用頻度の高い機能(電子小黒板の簡単作成、写真撮影、是正管理、図面管理、報告書作成)に絞り、シンプルに使いやすく、どんな工種でも、また経験の少ない方でも、直観的な操作で記録業務の処理ができるものです。
第一弾サービス「CONSAIT Pro配筋検査」と「CONSAIT Eye」はゼネコン21社と共同開発
2024年4月より、基盤となる「CONSAIT Basic」の契約を前提として、検査品質の向上と効率化をサポートする、第一弾サービスとして「CONSAIT Pro配筋検査」 (アプリ)の提供を開始しました。
「CONSAIT Pro配筋検査」 は、設計図書を読み込むことによる「検査用データ加工」から、「帳票出力」まで効率的に行うことができる「配筋検査 専用アプリ」 で、オプションとしてレンタルできる、「CONSAIT Eye」(AIカメラ)を併用することで、検査と写真記録を同時に実施でき、検査品質向上と効率化の効果をより発揮します。
「CONSAIT Pro配筋検査」はパナソニック株式会社エレクトリックワークス社、パナソニックコネクト株式会社が開発し、システム開発をパナソニックコネクト株式会社が行いました。「CONSAIT Eye」(AIカメラ)は、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社、パーソルAVC株式会社が技術開発しています。
「CONSAIT Eye」(AIカメラ)は、AIを搭載した3眼カメラの技術で、配筋の立体検知が可能です。AI技術を活用し、3眼カメラの撮影データから導いた2通りの位置推定(ステレオマッチング)結果を、1つに統合し、配筋を立体的に検知します。そして、鉄筋径、本数、ピッチを計測。設計データとの照合を行います。
出所:プライム ライフ テクノロジー社 CONSAITホームページ
■「配筋検査システム協議会」ゼネコン21社について
「CONSAIT Pro配筋検査」、「CONSAIT Eye」のシステムは、3年間にわたる、共同開発期間を経た後、2023年10月より新たに構築したプライム ライフ テクノロジーズ主催の共創スキームとして、「配筋検査システム協議会」とし、2024年4月より、ゼネコン21社に提供を開始、継続的に現場の声を反映させ、配筋検査システムをより良く進化させる活動を推進しています。
「配筋検査システム協議会」ゼネコン21社は下図の通りとなります。
出所:プライム ライフ テクノロジー社 CONSAITホームページ
配筋検査用AIカメラ『CONSAIT Eye(コンサイト アイ)』に、新機能「ARスケール」を追加
以下、2024年12月4日付、プライム ライフ テクノロジーズ社のプレスリリースから引用します。
「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北野 亮)は、配筋検査用AIカメラ『CONSAIT(※1)Eye(コンサイト アイ)』に新機能「ARスケール」を2024年12月20日より標準搭載します。
これにより、「AIカメラ計測」でカバーできない箇所でも、実物のスケールを使用せず画面上のデジタルスケールで簡単に検査が行えるため、さらなる検査効率の向上が期待できます。また、状況に応じて「AIカメラ計測」と「ARスケール撮影」の検査方法が選べるため、現場ごとのニーズに合わせた柔軟な使い方が可能になります。
■「ARスケール」機能により、記録写真の撮影を効率化 『CONSAIT Eye』は、AI を搭載した 4K 3 眼ステレオカメラ技術により、鉄筋径、本数、ピッチを計測し、従来の検査作業に比べ、大幅に作業負担を軽減でき、かつ高精度な配筋検査を実現してきました。しかし、「AI カメラ計測」でカバーできない箇所では、物理的なスケールとマーカーを使用した記録写真撮影が必要でした。このたび追加した「AR スケール」機能により、鉄筋に対して正対した状態でワンショット撮影するだけで、簡単に画面上でのデジタルスケール表示が可能となります。さらに電子マーカーとの併用で、記録写真撮影がより効率化されます。
■「ARスケール」機能の精度 選択した線分にARスケールを配置 『CONSAIT Eye』(AI カメラ)のピッチ計測精度は、国土交通省の「デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)」(令和5年7月)※2に準拠したレベルです。今回の「ARスケール」機能は、このAIカメラ計測と同じ技術で検知した鉄筋線分に沿って「ARスケール」を配置します。なお、「ARスケール」を表示する際、正対して鉄筋を撮影できているかをアプリが自動判定します。
■「AIカメラ計測」と「ARスケール撮影」の柔軟な選択が可能 配筋検査現場の状況に応じて、「AI カメラ計測」と「AR スケール撮影」のどちらも選択できます。「AR スケール撮影」を使った検査では、現場作業が簡易化され、検査時間のさらなる短縮が期待できます。」
出典:2024年12月4日プライム ライフ テクノロジーズ㈱ プレスリリース
(本記事は総合資格naviライター kouju64が構成しました。)