【建築学生団体・紹介】(建築サークル) DOC
DOCのテーマは「未来の建築を創る」!学年に関係なく自由に、やりたいことを実現できる!
建築サークルDOCは、東京理科大学創域理工学部(野田キャンパス)を起点として活動する、2018年に設立された非公認サークルです。本サークルが掲げるテーマは、「未来の建築を創る」。授業や学年の枠を超えて、自由に建築を学び語ることのできる場を目指して毎週活動しています。
その活動は、建築を知り学ぶインプットと、それを実践するアウトプット!また毎年の活動は固定されているのではなく、メンバー参加型で意見を出し合い、やってみたいことに積極的に取り組んでいきます。もちろん企画の持ち込みは大歓迎です!
DOCのすごいところ!アピールポイントや参加するメリットなど
2024年度代表を務める、建築学科2年高橋弘成さんと、副代表の同2年猿渡蓮太郎さんに、DOCの「すごいところ」を3つ挙げていただきました。
・Point1:学年の枠を超えて、自由に参加できるので、活動しやすい!
・Point2:毎年、意見や希望を出し合い、建築でやりたいことを実現できる!
・Point3:建築好きな仲間達や、他建築サークルとの交流でモチベーションがあがる!
魅力的ですね!参加することにより、友人がたくさんできて、学生生活が充実しそうです。
DOCの主な活動。年間通して、「やりたい!」を実現します!
DOCのメンバーは41名。2024年度は1年生、2年生で構成されていますが、昨年の先輩人数の関係であり、通常は3年生まで活動をしますので、来年は新1年生の入部で増員になることでしょう。
■定例会:毎週、金曜日に野田キャンパス2号館3階ターミナル室に集合して実施。
・インプット活動:建築雑誌を読む会、建築家について調べる会、クイズ大会など
・アウトプット活動:スケッチ会、エスキス会、サークル内コンペなど
※定例会は自由参加です。毎回15名ほどは集まっています。
学年に関係なく好きな建築について語り合い、エスキス会では大学の課題を取り上げ、プレゼンや模型のつくり方についてもアドバイスしています。意見を取り入れてブラッシュアップしていけば、作品の質向上は間違いなし!
■お散歩企画:土日祝日に大学を出て、建築やまちを見学しに行きます。
■年間スケジュール(2024年度の例)
※建築散歩(建築・まち見学)は随時行っています。また、合宿の準備や打合せは、数カ月前から定例会などで進めていきます。
DOCの活動紹介
■新入生歓迎イベント
建築サークルDOCでは「新入生歓迎イベント」を積極的に開催しています。
入学後の建築オリエンテーションで、チラシを配布して宣伝するほか、その場でインスタグラム、X(旧Twitter)を閲覧してもらい、興味を示した新入生は新歓用LINEグループに招待して、登録してもらいます。
建築に興味をもって入学してきた新入生のフレッシュな期待に応え、初めてのことばかりの不安を解消してあげることが第一!わたしたちメンバーも、最初に先輩達にいろいろと教えてもらったことで、充実した学生生活を送れています!
今年はわたしたちが、1年生に手ほどきします。理大建築で楽しくスタートを切るために!
●履修相談会 4/12(金)16:30~
初めての履修登録はオリエンテーションだけでは、わからないことばかり。理系学生は1.2年生で取るべき単位を確実に修得しておくことがとても大切です。しっかり学べる鉄板授業の紹介から、先生のキャラクター、そして単位が取りやすい絶対履修すべき授業など、経験に基づいた、とっておきの生情報を伝授します。
●説明会&座談会 4/19(金)18:00~
DOCでは新入生、在校生問わず、無理な勧誘は厳禁としています。まずはメンバーと友達になれるかどうか、少人数のグループ座談会でフランクにお話をしていきます。
●名作空間相談会 4/26(金)18:00~
1年生の最初の課題に合わせて、1/20建築模型の作り方を、実物を見てもらいながら指導・説明します。授業で実際に模型を作ることになるので、先に要領が知れて大助かりとなります。
●建築散歩in上野 4/27(土)12:00~(参加無料。途中参加、途中帰宅自由!)
【当日スケジュール】
1.10時、上野駅集合
2.国立西洋美術館(ル・コルビュジェ)
3.国際子ども図書館(安藤忠雄)
4.上野駅出発
5.東京駅到着
6.銀座の建築を見学
7.東京国際フォーラム(ラファエル・ビニオリ)
8.丸の内仲通り
9.18:00スターバックス和田倉噴水前(丹下健三)付近で解散
東京で名建築を見てみたいと思っても、一人ではなかなか機会を得ることができません。初めてでは建築を探すのも大変。2024年は新入生20名を含む、総勢30名ほどで、建築だけではなく、上野、東京駅、銀座のまちを眺めながら散歩しました。
※新入部員はGW明け、5/10定例会からサークル活動に参加することになりました。
■慶応義塾大学建築サークルとの合同ワークショップ 2024年8月3日
慶應義塾大学建築サークルと行う恒例の合同ワークショップ。2024年は学生30名弱の参加で、1グループ4名、7グループに分かれて、設計コンペ形式で行いました。
各グループで、エスキスから設計案を組み立て、プレゼンボードから模型製作まで進めて、プレゼンと審査講評会まで実施します。
普段は一緒に時を過ごしていない学生同士が互いに意見を出し合い、4名でひとつの設計案を構成していくのは得がたい体験。たいへん勉強になりました。
審査は、東京理科大から西田司准教授(建築家・オンデザインパートナーズ)と、慶應義塾大から佐野哲史講師(建築家・Eureka)、二人のプロフェッサーアーキテクトによる熱い指導がとても刺激的でした。
■街歩き散歩(夜の大江戸線一周散歩) 2024年8月7日から8日
夏の街歩き散歩は、恒例の夜間開催。夕方、都庁前から出発。新宿、代々木方面へ大江戸線を辿り、メンバー全員で一晩中歩いて、築地市場で朝食を食べました。最終は月島駅まで。大江戸線は一周せず、丁度半周で終了したので、この続きは次回チャレンジします!
■夏リノベ合宿(気仙沼、空き家活用プロジェクト) 2024年8月13日~9月8日
まとまった期間が取れる夏合宿は、サークル活動で最大のイベントです。リノベーションは新型コロナの影響などで、休止していた年もありましたが、2024年度は4月頃から実施準備を進めてきました。
DOC初代代表がお世話になった縁で、宮城県気仙沼市にある「特定非営利活動法人(NPO法人)Cloud JAPAN」様の協力を得て、「空き家活用プロジェクト(気仙沼リノベ)」に参加しました。
NPO法人Cloud JAPANは、「ソーシャルアントレプレナーのクラウドを作る」ことを目的に設立され、代表理事の田中惇敏さんは起業家であり、現役大学生(九州大学休学中)でもあります。
今夏のリノベーション案件は、気仙沼の空き倉庫を「子供服をお下がりする施設・みんなのたんす」に改修するというもの。予め建物用途は代表理事が決定していますが、設計から施工までを、全て当サークルメンバーで行うものです。
かなり本格的な改修工事になるので、費用も掛かりますし、未経験の学生だけでは手に負えない工程もあります。工事費用はクラウドファンディングで支援を受け、施工は、現役の大工、職人等の支援指導を受けながら、学生達の手で進めていきました。
合宿参加メンバーは23名で、27日間を通して参加した学生から、滞在できる日数を選んでシフト参加する学生まで様々でした。
交通費、宿泊費、食事代などは自己負担となるところ、総合資格も一部費用を協賛支援して学生達のサークル活動を支えました。
また宿泊は、代表理事田中惇敏さんが運営する「ゲストハウス架け橋」で過ごし、日々、メンバー同士で食事をしたり、レクリエーションをしたり、一気に懇親を深めることができました。
大学では座学が中心になりますし、建築をつくるといっても模型までですが、自分たちで設計した原寸大の建築をほぼ躯体から組み上げて、完成させた貴重な体験となりました。
竣工式では地域住民や子供たちに建物の披露目を行い、今後は、実際に「子供服をお下がりする施設・みんなのたんす」として、皆様に使われていきます。
■理大祭出展 2024年11月23日(土)、24日(日)
理大祭は例年11月下旬に土日で開催される、東京理科大学野田キャンパスの学園祭です。中高生や小学生、他大学の大学生などが来場するのに合わせて、「建築を体験できる」ことをコンセプトに催しを提供しています。本年の企画は下記の通りです。
■春合宿(リノベ・滋賀県犬上郡多賀町) 2025年2月予定
2024年度の春合宿は、再びNPO法人Cloud JAPANの協力を得て、滋賀県犬上郡多賀町でリノベ合宿を行う予定で準備中です。(2024年12月現在)
DOCのメンバー構成(2024年度)
・合計人数:41人(男性:27人、女性:14人)
・学年人数:2年22人、1年19人
※例年変動はありますが、20名程度が入部しています。活動は4年進学時に引退となるので、次年度は新1年生が入部する分が増員となる予定です。
DOC各種情報
代表(2024年度)
東京理科大学 創域理工学部 建築学科2年 高橋弘成
メールアドレス :archicircle.doc@gmail.com
※例年、代表1名、副代表3名ほどが選ばれてサークルをまとめています。
各種URL紹介
・Instagram : https://www.instagram.com/p/DCi6ynzycdo/
(理科大建築サークルDOC、archicircle.doc)
・X(旧Twitter) : https://x.com/tus_archdoc
(理科大建築サークルDOC 、 @tus_archdoc)
※本記事に掲載した図版、写真は、建築サークルDOC提供によるものです。
(本記事は、総合資格naviライター kouju64がインタビュー取材を行い、記事構成しました。)